掲載情報 2010.10.05: 宮崎日日新聞

業務進ちょくIT管理 宮崎市・ウエディングМ開発

 
ウエディングM掲載記事(宮崎日日新聞)

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業務進ちょくIT管理 支援システム開発
ウエディングМ(宮崎市、小林久晃社長)は、顧客情報やスケジュールの進ちょくをパソコン上で一括管理する業務支援システム「店長くん」を開発した。ブライダル関連事業者向けの需要を見込んでおり、「これまで従業員の経験などで運営されていた業務をシステム化することで、情報の共有化や標準化が図れる」とPRしている。
店長くんは、挙式日やスタイルなどの顧客管理機能や式当日までのスケジュールを記録。業務内容はパソコン画面で自動的に色分けされ、期日の迫ったものを点滅表示させて取り組み忘れを防止する。インターネットを利用したネットワークサービス「XPN」を活用。IDとパスワードによってログインするため、ネット環境があればどこからでも進ちょく状況を確認でき、情報共有化も図れる。
同社によると、ブライダル担当者は複数の顧客を抱えながら、結納や式場選び、食事など数十項目の業務を時期に応じて提案することが必要。顧客ニーズが多様化する中、美容や引き出物など外注事業の多さに加え、プラン変更が発生して手続き漏れなどのミスの恐れもあるという。
同社は県から中小企業新事業活動促進法に基づく承認を受け、2008年から開発に着手。09年9月から1年間のテスト運用を行っており、11年にも販売を始める。全国に約1200社ある貸衣装店に加え、企画会社などでの需要も見込む。
ソフトをインストールしたサーバーと停電時などのバックアップ機能込みで346万5千円。リースの相談にも応じる。小林社長は「現場を熟知した業者ならではのシステムを、IT(情報技術)化が遅れるブライダル業界に売り込みたい」と話している。

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