加東などで人気。企画会社運営
情報誌など完備の図書館 スタッフがアドバイスも
結婚に必要な費用は?お勧めの会場は?
100〜200冊の結婚情報誌やハウツー本を備え、婚礼に関する情報を無料で調べることができる「ブライダル図書館」が静かな人気を呼んでいる。
分からなければスタッフが相談に乗ってくれる点も好評で、インターネット全盛時代にもかかわらず、全国に広がっている。
ブライダル図書館は婚礼企画や貸衣装の「ウエディングM」・(宮崎市)が自社店舖に併設する形で2004年に宮崎市で初めて開設。
現在は併設を希望する貸衣装など婚礼関連の店に名称使用権やノウハウを提供して使用料を徴収する形で、加東、加古川、姫路市など1道11県の計15ヶ所で展開している。
ブライダル図書館併設で、店側は利用者が自然に客となることが期待できるという。
原則的に予約制で、スタッフは接客や勧誘はせず、相談があった時だけアドバイスする。
「ネットは情報量が多すぎてかえって分かりにくい」「気軽に調べ物ができる」とベタベタした接客を嫌う今どきのカップルにうけており、月20〜25組が利用する所もあるという。
福岡市で12月からブライダル図書館を始めた婚礼衣装「ステラ」の山本俊朗社長は「結婚を考え始めたばかりのカップルを店舗に直接呼び込むことができる」と効果に期待している