掲載情報 2006.01.20 : 日刊政経

結婚情報収集支援施設誕生 挙o成のブライダル図書館が

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結婚情報収集支援施設誕生
挙o成のブライダル図書館が


結婚式のあらゆる情報を無料で提供し、 結婚を予定するカップルの情報収集を支援する施設が、函館に登場する。
市内松川町40〜16に本社を置く (有)登成(代表取締役社長成田清七氏) のブライダル部門(成田輝光営業本部長)が、 同社1階のスペースを活用して、 100種類以上のブライダル情報誌や式場のパンフレット、 各種グッズ類の他、新居探しを支援する住宅情報など、 あらゆる情報を提供する施設で、「ブライダル図書館 函館店」として 2月14日にオープンする。
成田本部長は「結婚を予定しているカップルはもちろん まだ予定のない女性同士でも気軽に立ち寄ってもらえる 漫画喫茶的な施設であり、無料で、こちらからの積極的な接客はしない 利用者優先のブライダル空間」と説明し、気軽に、かつ効率的に 情報を入手出来る施設であることを強調している。

「ブライダル図書館」のシステムを開発したのは 宮崎市に本社を置く(株)ウエディングMで、 同社が昨年2月から全国のブライダル関連企業を中心に提携店を募集、 福岡、岐阜、鹿児島、長野、福島など約10企業との間で提携を結び、 各地に「ブライダル図書館」が開設され、 いずれも順調な集客効果を見せているという。

こうした中、人口現象が続き婚姻数が年々減る傾向にある函館地区において、 「ブライダル図書館」のシステムに賛同し、その必要性を感じた成田本部長が 中心となってウエディングMとの提携を結び、道内で初の出店に漕ぎ着けた。
「ブライダル図書館」は、
「様々な情報が欲しいが、店員にあれこれ勧められるのが面倒だ」
「知りたいことだけ調べたいのに店員にしつこくされそう」
など消費者の抵抗をなくした気軽に情報が入手できる施設で、 来店者の希望で別室にいるスタッフからより詳しい説明を受けることも 可能な消費者本位の情報収集空間。
成田本部長は、
「函館市内書店のブライダル関連情報誌の取扱い種類は 少なく、知りたい情報を得る機会も少ない。式場やブライダル企画企業などが 薦めるままに結婚式を挙げるケースが殆ど。 ブライダル図書館を開設することで、消費者が自主的に情報を収集し、 納得のいく結婚式を挙げることが可能となる。」 としている。
「ブライダル図書館」は接客なしであるが、施設使用の注意点の説明など、 必ず店員と来店客とのコミュニケーションが発生することから、 情報提供者と情報入手者という関係が築かれ、本業への見込み客になるケースが多い。
既設の「ブライダル図書館」を運営する先も収益構造の改善が進んでいるということで、 成田本部長も、業績拡大に大きな期待を寄せている。

登成、は自動車整備部門の「登成自動車工業」と「美容室TOSEI」、 衣料関連の「ブライダルコスチュームHAKODSATE」、 結婚式場「函館セント・ベイ教会」(大町9〜21) などで登成グループを構成。 ブライダル部門は平成3年にスタートした。

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