掲載情報 2006.01.17 : 信濃毎日新聞

手作り結婚式 情報提供
長野の華裳 店舗内に「図書館」 「顧客との接点増やす」

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長野の華裳 店舗内に「図書館」 「顧客との接点増やす」


ブライダル衣装のレンタルや結婚式のプロデュースなどを手掛ける華裳 (はなしょう・長野市)は、結婚に関する書籍や雑誌集めた「ブライダル図書館」を長野市川中島町御厨の本社店舗内に設けた。
近年、ホームパーティーのような雰囲気で自由に演出する「ハウスウエディング」 が人気で、県内でも式場の新設や改装が相次いでいる。
少子化で業界の競争が激しくなる中、図書館は「手作りの結婚式」に向けた 情報提供で顧客との接点を増やす一手だ。

「ブライダル図書館の」のノウハウを全国で 提供している結婚関連サービスのウエディングM (宮崎市)と業務提携。 同社からレイアウトや書籍の品ぞろえなどのアドバイスを受けている。
「図書館」のスペースは約十平方メートル。
県内外の式場や衣装などを取り上げた雑誌やパンフレットのほか、招待状の書き方、 スピーチ、引き出物に関する書籍など計約二百冊そろえている。
利用は事前に申込みが必要だが、無料。 店員の声掛けは控え、、自由に書籍に目をを通してもらい、 要望があった時にアドバイスする形で、顧客との関係を築くスタイルにしている。
ここ数年、ブライダル業界は全国的に競争が激化。
県内でも都市部を中心に県内外の企業が「ハウスウエディング」形式の式場を 相次いで建設しており、自由な演出ができる多様な衣装の需要を受けて 輸入ドレス店も長野市にオープンした。
華裳は「地元企業として情報を提供して顧客と結び付きたい」としている。
華裳は1988年設立で、従業員7人。
資本金1千万円で、年商約1億3千万円。

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