掲載情報 2005.06.13 : 宮崎経済新聞 

全国初 婚礼ビジネスに新風 宮崎生まれの新事業 ブライダル図書館

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ブライダル図書館

宮崎市神宮の潟EェディングMは 「ブライダル図書館」という名の 婚礼集客モデルを今年1月28日に商標登録。
新たなビジネスモデルとして全国の ブライダル関係業者に呼びかけたところ、 これまでに4社(岐阜県岐阜市の潟Aイアール。 福岡県嘉穂郡の泣}リア。 沖縄県那覇市の合資会社神宮會館。 鹿児島県鹿児島市の(有)カワゴエ) との事業提携に成功している。
ブライダル図書館とは5坪程度のスペースに 本棚や接客テープルおよび約100冊のブライダル 雑誌、式場パンフレットなどを配置したもの。
婚礼を検討しているカップルが無料で ブライダル情報を収集することができる。
この事業自体は利益を生むことはない。 結婚予定のカップルが自発的に集まり成約が 増える「自社集客・自社成約」という営業手法 の手助けをするものである。
実際、同社が 平成15年9月からサービスを開始したところ、 年間の地域婚礼件数(宮崎市では毎年平均 2千件)の5%を新たに集客。そのうちの 20%を新たに成約させた実績を残した。
また 図書館に必要なスペースは5坪程度。 事務所内のの遊休スペースで十分賄えるため、 新規の資金投下が実質不要。
「痛み」を伴わない構造改革が、厳しさを増す 婚礼市場に受けているようだ。
同社の小林久晃社長(36)は
「神宮にあるブライダル図書館は非常に立地条件 が悪いのですが、それでもこの良績を残して います。集客アップのためにも移転や規模拡大を 検討しようとも考えますが、ここはブライダル 図書館の発祥地であり、提携先に対するモデルルームと なります。その営業の際『こんなに立地条件の 悪いところでも、これだけの実績があります。 ならばあなたたちの好条件であれば、 もっと集客できますよ』という風な営業トーク が使えるのです」
と今後の全国展開に自信を のぞかせている。
今後、少子化で結婚式をあげる人たちの減少が 予想されるなか、限られた顧客を獲得するために ブライダル市場の競争激化は必至。
その業界において顧客満足度の向上や集客アップが 望める宮崎生まれの新ビジネスが、全国に 浸透する機会は十分にある。
両社のアイデアの確証は、すでに 契約実績に表れていることから、 さらなる飛躍が期待できそうである。

ウェディングM
TEL0985(24)5123

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