掲載情報 2008.1.26 : 中日新聞

無料で気軽に婚礼情報 ブライダル図書館が人気

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掲載記事

富士市など全国15ヶ所 ネット全盛の中 好評
カップルご参考に


結婚に必要な費用は? お薦めの会場は?
100〜200冊の結婚情報誌やハウツー本を備え、婚礼に関する情報を無料で調べることができる「ブライダル図書館」が、静かな人気を呼んでいる。
分からなければスタッフが相談に乗ってくれる点も好評で、インターネ ット全盛時代にもかかわらず、全国に広がっている。
ブライダル図書館は、婚礼企画や貸衣装の「ウエディングM」 (宮崎市)が自社店舖に併設する形で二〇〇四年に宮崎市で初めて開設。
現在は併設を希望する貸衣装など婚礼関連の店に名称使用権やノウハウを提供して使用料を徴収する形で、富士市や北海道函館市、福岡市など一道十一県の計十五カ所で展開している。
ブライダル図書館併設で、店側は利用者が自然に客となることが期待できるという。
原則的に予約制で、スタッフは接客や勧誘はせず、相談があった時だけアドバイスする。
「ネットは情報量が多すぎてかえって分かりにくい」「気軽に調べ物ができる」とベタベタした接客を嫌う今どきのカップルにうけており、月20〜25組が利用する所もあるという。
富士市でブライダル図書館を運営している結婚プロデュース会社「ティファ」(大野明美社長)の桑原臣吾統括マネジャーは「ブライダル情報誌は100冊ほど。式場の紹介や引き出物など、ご案内する内容はさまざま。一月は年初めということもあり、結婚を考えておられる方が特に多くお越しになります」と話している。

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